エバーグリーンツーリスト

こんばんは。”おでん”です。

ここのところ、「男旅」の更新もマメだと思いませんか？
そうなんです、地震の影響で４月まではほとんどの旅行がキャンセルでして、
旅行に行く人がいなければスカイコミューターも出番が無いわけで。暇なのです。

エバ子には「そんなに暇なら東北にボランティアでも行ったらどうですか？」
あのドＳ女にあっちゃ社長もへったくれも関係なし。マジで憎たらしいけど、
黒タイトから伸びるタイツ姿を見ると何でも許せちゃうから情けないの一言です。

さて今日は昼間の暇つぶしにマニラまでバスで買い物に行ったリポートです。

今回の旅行はオールフリータイムのため、スケジュールはそれこそ
「風のふくまま気の向くまま・・・・」。でもこれが一番リラックスできるんですよ。

のんびり昼近くに起き出して、今日は何をするかなーなんてボーッとしていると
そういえば嫁から「プラダかボッテガのバッグを買ってきて・・・・」無理ならイイヨ。
と言われたことを思い出す。「無理ならイイヨ」なんて言っておきながら手ブラで
帰ろうものなら一生脅される運命なので、マニラ日帰りを決心したのです。

現地のお友達にグリーンヒルに行くことを告げると、マジで大喜び・・・・。
どうやらほしい物があるようです。それと現地の女の子からするとたかだか
片道２時間のマニラでも、まるで小旅行の気分なんでしょうね？？

ホテルタクシーだと約１万円也。安全で楽チンだけど今回は２人なので
ちょっと割高かな・・・。そんな事を考えているとお友達が「５スターバスも
安くて楽しいよ」と言うので初めてバスで行ってみることにしました。

まずはホテルからトライクでバスターミナルヘ移動（１０分）。
パサイ行き５スターバスでマニラ市内へ（９０分）
バス停からジプニーでグリーンヒルショッピングセンターへ（１０分）

乗り換え時間を入れても２時間ほどでマニラに着きます。

バスターミナルには多方面行きのバスがスタンバイ中。出発時間は特に決まっておらず、客が集まるまでは出ません。幸いマニラ行きは乗客が多いのですぐに出発しました。

バスターミナルには飲み物やお弁当などを売るお店がズラリと並んでいて、車内販売のオニーさんがバスが着くたび車内で販売をしています。まるで３０年前の日本の姿そのものでした。 さらに驚いたのはなんと車掌さんが乗車するのです。ワンマンバスが当たり前の日本では想像もつかないでしょうね。

バスが走り出すと車掌さんの仕事がはじまります。
まずは行き先ごとに切符を発行します。独特なハサミで機用に日付け、料金、行き先に穴をあけます。それが終わると集金に回ります。揺れる車内でこの仕事をするのはまさに名人芸。感動もんです。 
５０代以上の方がこれを見ると昔を思い出しますよ。

そんな思い出に慕っているうちに以外とあっさりマニラ市内に到着です。
目的のグリーンヒルショッピングセンターで例のバッグを買いあさりました。

 

 

公のＨＰでとても書けることじゃないのですが、ここは見渡すかぎりコピー商品のオンパレード。最近では中国でも遠慮ぎみに売ってますが、ここはまさに無法地帯。罪悪感のかけらもないフィリピーナが次々とブランドバッグを持ってきます。あまりの安さに”おでん”もバッグ５個をお買い上げ。現地のお友達にもボッテガのパープルカラーのショルダーをプレゼントしてあげました。７００ペソ（１３００円）で大喜びされるんだからここはありがたい場所です。

これで嫁との約束も果たせたのでタクシーでパサイのバスターミナルへ。復路も５スターバスでアンヘルスにもどります。

あたりも暗くなり始めた午後７時。無事にアンヘルスバスターミナルに到着しました。

突然決まったバス旅行に当初は不安とフィリピンの交通機関なんて信用できないと、かなり懐疑的に思っていましたが、実際は全てが旧式にもかかわらずヒューマンパワーで頑張っている姿に感動さえ覚えました。

それにしても今日の交通費はいったいいくらだと思いますか？　なんと２人分合わせても１０００ペソ（約２０００円）でお釣りがくる値段でした。それも５スターバスという現地人はあまり利用しないエアコン、リクライニングシート付きの最上級バスやタクシーなど全てを含めた金額ですよ。

時間にゆとりがある場合や彼女とふたりで小旅行気分を味わいたい時は是非おすすめ
します。たまには現地人と同じ環境で異文化に触れてみるのも悪くないですよ！