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悲哀、回想、試練の三拍子だ。

こんばんは。”おでん”です。

今日のHNKスペシャル。
「無縁社会・3万2千人が孤独に死んでいた・・・・・」を視ました。

かなり考えさせられる内容でした。

平成21年度の孤独死(亡くなってから1週間以上経過後発見される)3万2千人。
それに自殺者約3万人をたすと、なんと6万人以上の方々がこの世を去ったのです。

この数は、昨年の出国ラッシュ日、12月29日に成田空港と関西空港を利用して
海外に出発した方々の合計とほぼ同じ人数です。

いかに6万人という数がスゴイか驚きました。

”おでん”の母は54歳でこの世を去りました。
教員一筋の人生でしたが、50歳で退職。
その後の余生は「海外旅行」の楽しさに目覚めて、教員仲間といっしょに
出かけていました。 たった4回でしたが。

でも、旅行の話をしてくれる時の嬉しそうな表情は今でも忘れません。
人生晩年でやっと楽しい事にめぐり合えたんだと思います。

”おでん”がこの仕事に就いたのも少なからずその影響があるような気がします。

この仕事を30年も続けていると、幾度か辛い経験をしました。

余命数ヶ月を宣告されたご主人から、奥様には内緒にすることを厳命されて
最後の夫婦旅行を任されたとき。

新婚旅行の数日前にご主人が交通事故に遭い帰らぬ人に・・・・。
ハワイ行きの航空券を棺に入れてあげたいと言われたとき。

実は今も辛い手配をしている案件を抱えています。

ただ豪華にすれば良いわけでもなく、かつ様態が急変した場合には的確な
対応をしてくれる宿所は絶対条件ですし、脳裏に焼きつくような風景も必要
ですし・・・・。 考え始まると夜も眠れなくなるほどです。

今回は、ちょっとナーバスな話題になってしまいました。すみません。

 

 

 

 

 

 

 

 

記事投稿日 : 2010年01月31日 / 男旅雑談 / TOP
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