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真面目な休日の過ごし方。

こんばんは。”おでん”です。

10月からエバーGは日曜日が定休日になりました。
”おでん”の場合は、週末のほとんどが送迎の仕事が入るので、
なかなか丸一日の休日がないのですが、今日は久々にOFF日です。

そこで、名ばかりロータリアンの”おでん”がたまの汚名挽回のため
社会奉仕活動に参加してきました。

今日の活動は、「足尾の植林」です。

栃木県の西部。日光市に隣接する足尾町は、古くは足尾銅山で栄えた
町でしたが、無理な採取が原因で、後の足尾の鉱毒事件に発展して
しまいました。

現在でも銅山近辺の山々にはほとんど樹木がなく、岩肌が丸出しの
「はげ山」が連なっているのです。

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樹木のない山は土砂崩れや落石の原因となるうへ、動物も一切すめない環境なので、生き物の気配がまるでなく、現在の足尾町を象徴するかのような風景です。やっと近年この光景に心を痛める人々の先導で、植林から始める足尾の復興が少しずつはじまったのです。

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ボランティア組織の「足尾の緑を育てる会」の方々が中心となって、植林が始まりました。この日も多くの方々が熱心に植林のお手伝いしていました。われわれも総勢約30人で100本近くの「樫の木」を植林しました。
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足尾植林2009 009.jpg今回植林した「樫の木」は1年で成長が1ミリと言われていて、成木になるには気の遠くなるような歳月が必要ですが、火の付かない木として住宅や高級家具に利用されるうへ、上質の備長炭の材料としても有名です。とても”おでん”が生きている間には成木にはなりませんが、後世で役立つ日がくることでしょう。

参加したメンバーもとても一生懸命作業してました。子供たちに体験させることは、たいへん意義あることですね。

ぜひ皆さんも、足尾町を訪ねてみてください。

昭和の残した影の部分が多く残る町ですが、”おでん”には、二度と起こしてはいけない人間のあやまちを今もなお伝え続ける生き証人のような気がしてなりません。

いつの日か昔のような豊かな森が復元されることを祈念して、”おでん”としては珍しく自然に思いをはせた休日でした。

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